こんにちは!
今回は栽培が難しいとされる【皮の薄いミニトマト】について、特徴と栽培のコツをまとめました。
超薄皮ミニトマトの特徴
まず、超薄皮ミニトマトの特徴です。
超薄皮ミニトマトは、口に皮が残らない(ほぼ感じない)トマトです。
お店で売れないほど皮が薄く、食べやすいことがメリットですが、その反面衝撃や暑さなど外的要因に弱い特徴があります。
栽培において以下の特徴は押さえておきましょう
・病気になりやすい
・暑さに弱い
・傷がつきやすい

これらの点から「栽培が難しい」と言われています。
超薄皮ミニトマトの種類
薄皮ミニトマトには多くの品種がありますが、私が栽培経験のある品種は以下の通りです。
リンクを張っておきますので興味のある品種があればご確認ください。
プチぷよ
あまぷる・ぷるるん
なお、今年は【シュガープラム】を栽培しています。
”超”薄皮では無いようですが、収穫結果をまた共有していきたいとおもいます。
※2024.9.26追記
シュガープラムですが、収穫した感想として
・超薄皮ではない
・甘さが引き立つ
・トマト感が薄い
栽培のコツ
まず、栽培していくと気づく点としては葉色が薄めという事です。
一般的なミニトマトよりも一段淡い色合いのため、肥料不足??と思えるほどです。
おそらく超薄皮にするため、木自体の構成力?細胞壁?が他より弱いと思われます。
結果、普通のミニトマト栽培より難しくなってしまうと考察しました。
以下、上記特徴を踏まえた栽培のコツになります。
- 肥料について
- 雨除け
- うどんこ対策
- 暑さ対策
- 虫対策
では、順番に見ていきましょう。
肥料について
肥料についてですが、基本的にはトマトの状況を見ながら判断するようになります。
しかし、一般的なトマトより気持ち多めでもいいと思います。
注意したいのは【液肥】です。
実がなる前は問題ありませんが、実が膨らんできてからの追肥で注意が必要です。
一般的に初めのトマトの花が咲き出すと「追肥」の時期となる為、少し多めに液肥したくなります。
しかし、トマトは急激に水を吸うと実割れを起こします。
普通のミニトマトより繊細な超薄皮ミニトマトの場合は、より注意する必要があります。
※排水性の良い土で袋栽培をしている時は逆に水不足に注意してください。
雨除け
皮の薄さに拘わらず、トマトは雨除けが必要になります。
雨により実割れが起きるほか、様々な病気の原因となりえるからです。
プランター栽培の方は雨の時は雨の当たらない場所に避難することもできますが、畑の場合は雨除けを行いましょう。
なお、基本的にきちんとした雨除けを購入されれば何年も利用可能です。
うどんこ対策
トマトやキュウリなどの葉に細菌が繁殖して白くなってしまう【うどんこ病】ですが、他のトマトに比べてその影響が大きいように感じました。
そのため、まずは風通しの良い場所で作り、病気にならないようにしましょう。
それでもうどんこ病になるときはなりますので、日々のチェックで早めの対策を行いましょう。
※うどんこ病の葉を取ったら袋などに入れて捨てましょう。畑に捨てるとその近くの作物にも病気がうつります。
うどんこ病に対しては、重曹やお酢を薄めてスプレーすると効果があります。
ただし、症状のひどい場合などは葉を切り取り処分するようにしましょう
暑さ対策
夏本番になると日射しが強くなります。
薄皮ミニトマトは皮が薄い為、他のトマトより暑さに弱い傾向があります。
そのため、雨除けの上に日よけをするなどの暑さ対策が必要になります。
また、薄皮ミニトマトは真夏時には収穫後も傷みやすい?傾向があります。
暑さで皮が破けやすい?ような・・・
そのため完熟で収穫をした場合には、なるべく早めに食べるよう心がけましょう。
虫対策
薄皮ミニトマトに限らず、作物には虫対策が必要になります。
対策方法は簡単にできて効果がある順番で以下の通りです。
- 市販スプレーの散布
- コンパニオンプランツによる防虫
- 希釈酢などの散布
- 見つけ次第捕殺!
どれも効果はありますが、手間などを考えて選択されるとよいでしょう。
なお、希釈酢の場合、酢の濃度が高すぎると作物に影響を及ぼすことがあります。
また、見つけ次第の捕殺などもありますが、被害をすでに受けている状態です。
そのため、コンパニオンプランツなどでそもそも虫を寄せ付けにくい状態にしておくことが得策といえるでしょう。
まとめ
今回は薄皮ミニトマトの栽培上のコツと注意点を見てきました。
アイコなどと比べると栽培が難しいトマトですが、その分収穫の楽しみもアップします。
このほか、植え方にもよりますが、水やりや肥料なども成長度合いを見ながら対応するとよりおいしい薄皮ミニトマトの収穫を目指せるでしょう。
ぜひ、薄皮ミニトマトを栽培・収穫してみてください。
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